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2024.08.21

【連載】くだらなくて、新しい経済圏を創ってみます(第2回)

MetaStepのパートナーであるコミュニティ、カバードピープル。Web3を基点に約800人が所属するクリエイティブコミュニティで、「くだらない事にこそ価値がある」を提唱し、面白い取り組みを次々と生み出しています。

代表であるヒオキンさんがチャレンジする「こけし経済圏」を作る挑戦を追う本コラム。2024年4月末に掲載した第1回のコラムからプロジェクトはどこまで進んだのでしょうか。ではヒオキンさん、あとはよろしくお願いします(笑)

ヒオキン

採用広報向けのクリエイティブ制作やSNS運用のサポートをする会社を10年間経営。2021年10月にWeb3領域に参入。20222月、カバードピープルコミュニティを立ち上げ。コミュニティ運営、事業創出、お祭りやカンファレンスを含む複数のイベントの企画・実施に携わっている。

こんにちは! お久しぶりです!以前ご紹介しました“こけしアプリ"。※詳細は、第1回のコラムも是非ご覧ください。

ついに、2024年5月末(5/30ぐらいだったかと)、"こけしアプリ"をリリースしました!

簡単にご紹介しますと、これはポイント管理アプリ(ブロックチェーンではなく、データベースでの管理)で、コンセプトは、こども銀行券のようなノリで無駄やくだらなさを愛する人々のやりとりで利用される交流ツールです。

無料でインストールでき、ポイントはアプリ内で購入も可能ですが、ほとんどの場合は誰かからもらう事ができます。

リリース後、1ヶ月でアクティブユーザーは200人程度。予想以上にユーザーはこけしポイント(※以降“こけし")を消費や送り合いを行なっています。

さらに、もっと意外だったのは、こけしの利用履歴が、その人の「くだらなさリテラシー」の定量化、ユーザー間での信用につながっている雰囲気さえ感じた事です。

※正確には、将来的に、より強い信用の一つの指標になるだろうな、という予感

ある程度狙っていた、設計していたことではありましたが、こけしの消費が活発で、ユーザー同士の交流が盛んに行われているのは、想像を少し超えた部分もありました、というか嬉しかったです(笑)

今後の展望としては、相性の良いコミュニティにアプリをローカライズし、さらに浸透させていきたいと考えています。地域ごとに独自の「くだらなさ」を発揮することで、より深いつながりが生まれたらいいなと思っています。

『換金性資産性のないこけしだからこそ、ものすごく気楽に贈れるし、もらっても変な気をつかわないで済む』という声や

『こけしを通して初めて交流する人が増えて毎日が楽しくなった』という声をきいて俄然嬉しくなっている次第です。

アプリのリリースから約1ヶ月。予想以上に活発に使ってもらっているというのが印象です。

経済合理性の考えが隅々まで行き渡った現代の日本において、換金性・資産性がない、こけしに対して新しい価値を感じる人々が一定数いるということは、僕の仮説は正しいのかもしれないという大きな自信につながりました。

決して既存の資本主義を否定するつもりは全くなく(むしろ現存する人類にとっての最適解なシステムだと思っている)、最近、より顕著になっている経済合理性以外の価値観を具現化・見える化するツールになれればと思っています。

こけしは、“くだらなさやムダを楽しむ"をコンセプトに置いていますが、

共通の価値観や考えやノリの人々をエリアや年齢、職業の垣根を超えてつなげていく同様のものが生まれてくると世の中は今よりちょっぴり良くなるのではと思います。

ひとまず、“くだらなさやムダ"が好きな方は、まずは迷わずインストールしてみてください!

関連リンク

□こけしアプリ

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カバードピープル

カバードビレッジ(3,333点のジェネラティブNFTコレクション/イーサリアムチェーン)

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