クリエイター/ディレクター
最愛の娘へ贈る「おばけの世界」を「絵本」や「メタバース」に創っている人。創造を続けている目的は『100年残るIPとしておばけのパッチを新たな文化にし、子どもにおもしろい未来を贈る』。
どうも、メタバースクリエイター&ディレクターの「いけもとしょう」と申します。今回は『ビジネスでとても使いやすいメタバース”Spatial”(スペイシャル)』について書いていきます。
実際にSpatialに事務所を構えているクリエイターとしての感想もお伝えさせて頂きます。
(引用:Spacial 公式サイト)
まずは「Spatial」が、どのようなメタバースプラットフォームかまとめておきます。
アメリカ・ニューヨーク州のSpatial社が提供するメタバースプラットフォーム「Spatial」。
こちら、単純だけどめちゃくちゃ嬉しいポイントがあります。
それは『PC、スマホ、VRどれでも空間に入ることができる』こと。
PCの場合は、ソフトのダウンロードやアカウント登録すら必要がなく、ブラウザから入ることができます。
※様々な機能を使用する際は、アカウント登録が必要。
スマホの場合は、アプリをダウンロードしてアカウントを登録すれば、すんなり入れます。
VRでの活用も、使い慣れている方からすると簡単に入れるそうですよ。
あと、一応ブロックチェーンの技術も絡んでいます。
少し専門的な話ですが、MetaMaskと連携することでトークンゲートを創ることも可能です。
この辺りの機能まで使おうと思うと、有料ユーザーにならないと使えないようですが、基本は無料で遊べますし、空間をアップロードすることができます。
実は私、クリエイターさんを数人集めてメタバースの空間を創るクリエイティブチーム「スタジオパッチ」というものを勝手に作っているのですが……。
このチームの事務所として空間を置いてあるのが、「Spatial」なのです。
なぜ「Spatial」に事務所を置いたのかというと……。
やりたいことが、一通りできちゃうからです。
メタバースでやりたいこと……。
と言えば、大体この辺りですよね。
・社内打合せ
・クライアントとのミーティング
・作品展示
・動画鑑賞
・限定トークライブ
この辺りのことを「自社のメタバース空間でやります!」なんて言えたら結構カッコいいですし、他企業からも顧客からも「この会社メタバースをしっかり使いこなしてるやん…」と思われるわけですよ。
……できます。
「Spatial」は全部できます。
「Spatial」の特徴をいくつか厳選してあげておくと…。
・画像、動画、3DCG、PDFなど空間に放り込むと、そのまま空間に現れる。
・ボイスチャット可能。さらにアバター同士の距離で音の減衰を設定可能。
・カメラモードになり、空間内の映像を撮影可能。
・展示されたデジタルコンテンツからウェブサイトへの誘導が可能。
・画面&音の共有により、ライブ配信や映画の鑑賞が可能。
もちろん制作する空間によって様々な調整は必要ですが、これだけのことが「そもそもの機能的」に実現可能なのです。
あとこれはクリエイターとしての推しポイントとしては……。
グラフィックがキレイ。
美しい空間を創りあげることができるのです。
(引用:Spacial 公式サイト)
機能面はもちろんなのですが、「Spatial」の中でもっとも特筆すべき点はというと……。
現状、『商用利用が無料』なところだと思います。
比較で名前は出しませんが、やはりどこのプラットフォームも「個人での範囲で使用するなら無料だけど、商用利用になったらちょっと頂きまっせ」というのが定石でした。
そして商用利用するときの金額がそこそこ高い。
しかしそこをぶっ壊してくれたのが「Spatial」。
つまり、アイドルの音楽ライブをしようが、有料会員限定のトークセッションをしようが、「Spatial」上にバーチャルショップを構えようが、空間さえ創っちゃえば商用利用は無料なのです。
まぁ上に記載した通り、「Spatial+」という有料ユーザー機能がついているので、プラットフォーム的にはそういったところでマネタイズをしていると思うのですが、ベース無料は嬉しいですよね。
ただし。
これも上記の通り「現状は」です。
この先どうなっていくのかは、しっかりと情報を掴んでいきたいですね。
なんせ「Spatial」は、今まさにアップデートを繰り返しながら進化し続けているので。
日本国内で「メタバース=Spatial」とはなかなか上がらないので、マイナーなんだろうなと思いつつも、このプラットフォームは抑えておいてほしいなと思っています。
でも、マイナーとは言いつつも国内でも各自治体や企業が、海外だとアートやブランドがガシガシ参入してきているので、その使いやすさに惹かれている人や企業は多いようです。
簡単に入れるので、ぜひ一度「Spatial」を体験してみてください。
では。