クリエイター/ディレクター
最愛の娘へ贈る「おばけの世界」を「絵本」や「メタバース」に創っている人。創造を続けている目的は『100年残るIPとしておばけのパッチを新たな文化にし、子どもにおもしろい未来を贈る』。
どうも、メタバースクリエイター&ディレクターの「いけもとしょう」と申します。今回は『世界的に大注目のメタバース”Fortnite”』について書いていきます。
私自身がFortniteで遊んでみて、感じたことも含めてご覧ください。
メタバースについて情報を追っていると、何かと目に付く「Fortnite」。
Epic Gamesが出しているゲームで、100人のランダムなプレイヤーが1つの島の中でバトルロワイアルをするもの。
島には銃や回復薬など様々なアイテムが落ちていて、島の中でそれらを調達し、敵を倒していくのです。
このゲームに、世界中の人々が熱狂しているって知ってましたか?
2022年の統計データによると、「Fortnite」を配信しているEpic GamesストアのPCユーザー数は2億3000万人なんだとか。
日間アクティブユーザー数は、ピーク時で3430万人とのこと
「Fortnite」のデータではないが、配信の看板ゲームなこともあり、ほぼ同数が「Fortnite」をプレイしていると予測されます。
そして日本国内では、有名アーティスト・米津玄師さんがライブを行い、大手自動車メーカー・日産がコンセプトワールドを公開、新海誠の映画「すずめの戸締まり」の世界が再現されるなど、大注目なのです。
(引用:フォートナイト公式サイト)
「Fortnite」についてEpic Gamesは、メタバースのブームが来る前から「これはメタバースだ!」と言っていたらしく、ただのゲームではないことがわかります。
ちなみに、Epic Gamesが公開している開発ソフト「Unreal Engine」を「Fortnite」の空間制作用にしたうえでリリースされたUEFN(Unreal Editor for Fortnite)の存在により、自分で簡単に空間を創れて、簡単にリリースすることができるようになりました。
世界中の2億人近くのユーザーが遊んでいるメタバースのプラットフォームに、自分の創った空間を公開できるのです。
しかも公開した空間のユーザー滞在時間やプレイ人数などに応じて、クリエイターに報酬を還元するという「クリエイターエコノミー(クリエイターが自分の創造を通して経済圏を創ること)」のシステムまで発表。
日本国内で「メタバースの人」と言えば、株式会社スペースデータ代表の佐藤航陽さんという方なのですが……。
※仮想空間に宇宙を創ろうとしたんだけど、宇宙はまだ難しいからとりあえず地球創っちゃおっていうとてもすごいお方。
佐藤さん曰く、「Fortniteはメタバース界のYouTubeになりますね」とのことです。
どういう事かというと……。
これまではメタバースの空間を多くの人に見せようとすると「自社でメタバースプラットフォーム創って、サーバー用意して、集客をして、そこでマネタイズモデルを考えて…」と、資金的にも時間的にも莫大なコストが発生していたのです。
しかし「Fortnite」が「UEFN」を一般向けにリリースしたことによって、【すでに全世界数億人のユーザーが存在するプラットフォームに、空間を創ってアップロードするだけで、多くの人が見て遊んで、かつ収益化できる】ようになったのです。
まさに動画時代に「YouTube」があるのなら、メタバース時代に「Fortnite」ということです。
(引用:堀江貴文 ホリエモン)
そんな大人気な「Fortnite」ですが、恥ずかしながら私自身が触ったのは2023年5月。
割と最近なのです。
先ほど書いた佐藤航陽さんのセリフが登場した、堀江貴文さんとの対談動画を見て「マジかやっぱりやってみよ!」と思いプレイしたのです。
……めちゃくちゃ面白いのです。
そこから1カ月ほど「これも勉強だから……」と言い訳をしながら延々と「Fortnite」をしていました。
感動したのは面白さだけでなく、「アバターと課金」のシステム。
「Fortnite」のアバターは初期状態だと、戦いごとにテンプレアバターからランダムに姿が変わっていくのです。
男性の時もあれば女性の時もあります。
髪型も体格も毎回バラバラです。
しかし、ハマってプレイしていると、周りのユーザーが自分のアバターを持っていることが羨ましくなるのです。
「ランダムじゃなくて、自分だけのアバター欲しいな……」
久々にゲームに課金しました。
欲しくなっちゃうんですよ…。
さらにおもしろいことが1つ。
なんと「Fortnite」の課金要素である「アバターな度のアイテム購入」ですが、戦い時の「強さ」には反映されず、「姿」だけが変わるのです。
要するに後から入ってきたユーザーでも、毎試合平等なところからスタートするので、新規ユーザーも入りやすいわけです。
そして課金してアバターを手に入れてどうなるかというと……。
「これ俺のアバター!ドヤ!!」です。
感覚的には暗号資産とかNFTの間隔に近いかもしれませんね。
プレイヤーがたくさんいる中で、自分だけの姿を持っている、「ドヤ!」という。
「Fortnite」を通して、なんともおもしろい体験をさせて頂きました。
(引用:フォートナイト公式サイト)
実をいうと「Fortnite」が、「UEFNで空間を創ったクリエイターに、エンゲージメントに応じて還元するよ!」と言ったとき、瞬時に「あ、これ抑えとかなアカンやつや!」と思い、すぐに触り始めました。
……しかし残念ながら、私の持っているゲーミングPCでは重すぎて、ろくに空間を創れず断念……。
しかし自分がクリエイターとして入らずとも、プロデューサーや経営者として「Fortnite」に空間を創ることはありだなと、虎視眈々と狙っています。
なぜなら日本国内で「若者」にブランドを訴求したい企業は、ごまんといるからです。
みなさんはどんな形で、「Fortnite」の世界に参入しますか?
では。