(引用:TAG farm)
2023年9月9日、合同会社ナナタクが運営するジェネラティブNFTプロジェクト「Tokyo Alternative Girls(TAG)」と農業DAOの「Tomajo DAO」が、農業体験企画「TAG Farm」を開催しました。
NFTプロジェクトでは、「コミュニティが大事」という言葉をよく耳にします。一方で、NFTの技術的な特徴については理解していても、コミュニティという抽象的な概念はよくわからないという方も多いようです。
まずはこの記事で、「NFTを活用したビジネスにおけるコミュニティとは何か、なぜ重要なのか」についてまずは解説します。
その上で、NFTコミュニティで生まれた人々のつながりが現実リアルな世界の既存産業においてどのように活用できるか、具体事例を交えて説明します。
農業体験企画「TAG Farm」は、Tokyo Alternative Girls(TAG)とTomajo DAOの2つのコミュニティによって実施されました。
TAG は、NFTを活用してイラストや音楽、3Dアバターなど多様な領域でエンタメを創作するプロジェクトです。特に、ライブパフォーマンスや音楽イベントへの展開に力を入れています。参考:https://tag.nanataku.net/
一方、Tomajo DAO は「web3上に農村をつくる」をモットーに、農業従事者から家庭菜園などに興味がある一般の方まで、広く農業に関わる人が参加しているコミュニティです。オリジナルのNFTコレクションも販売しています。 参考:https://tomajodao.com/
( 引用:TAG FARM公式サイト)
本取り組みは、TAGのNFT保有者が無償で農業体験を行うという企画です。参加者には特典として、Tomajo DAOが発行するNFTがプレゼントされました。
イベントのテーマは「農業体験から商品開発まで参加できる」というもので、参加者は自ら稲刈りを行ったほか、収穫した米をパッケージングし、後日別のイベントで販売するという取り組みも行われました。
ここからは、農業などの既存産業において、NFTをベースにしたコミュニティがどのように活用されるかについて解説します。
まず初めに、NFTプロジェクトにおけるコミュニティとは何なのか?コミュニティが作られる理由も交えて説明し、現実世界の既存産業にどう繋がっていくのか、お伝えします。