2024年1月9日から12日まで米国ラスベガスで開催された「CES2024」。そのなかでひときわ注目を集めていたのが「CALIVERSE(カリバース)」のブースだ。「ハイパーリアル」と称する本物と見間違うくらい圧倒的にリアルなメタバースは、2024年2月時点、まだ日本ではそれほど知られていない。それもそのはず、CALIVERSEは2024年本格的にローンチされるサービスなのだ。約60万人(2022年実績)が参加するエレクトリック・ミュージックの世界的なイベント「Tomorrowland」と独占提携を発表するなど、ローンチ前からインパクトのある動きを見せる同社の概要と可能性について、現地ラスベガスで独占取材した。(文=MetaStep編集部)
「CES2024」で盛大に発表されたCALIVERSEが目指すのは、3DCGのグラフィックと実際のリアルがミックスした世界、これまでにないメタバースだ。CALIVERSEのリアルさをまずYouTubeで公開中のCEO2024で初めてお披露目となった動画で体感してほしい。
CALIVERSEは世界最大規模のテクノロジー見本市「CES2024」に出展。圧倒的にリアルなメタバースに多くの来場者で賑わっていた
CALIVERSEが「ハイパーリアル」と称する空間は、高精細な3Dエンジンが用いられており、とにかく精密だ。メタバース空間内のビル、店舗といった街並みはもちろん、アバターが身に着けるアイテムから人の影まで、現実世界が目の前に存在するような精緻なクオリティで表現される。コンサート会場では、歌手やタレントがリアルの世界と同じ姿(実写)でメタバース空間内に登場し、ライブを繰り広げている。このようにハイパーリアルな姿でアーティストを空間に再現することも可能だ。