2024年2⽉にビットコインの価格が過去最⾼額を記録し、「ブロックチェーン」という⽤語をよく⽿にするようになりました。しかし、この技術がどのようなものであるかを具体的に理解している⼈は少ないかもしれません。
この記事では、ブロックチェーンの仕組みやメリットについて、初⼼者にもわかりやすく解説します。
ブロックチェーンは、情報の記録(データ)を安全に管理するための技術です。⽇本では「分散型台帳技術」と呼ばれています。2008年にサトシ・ナカモトと呼ばれる匿名の⼈物によって発表された、ビットコインの論⽂を元に開発されました。
2009年に最初のブロックチェーンのブロックが公開され、初めてビットコインが送⾦されました。ビットコイン=ブロックチェーンと捉えられることもありますが、ビットコインはブロックチェーンという仕組みの上に発⾏されたデジタル通貨なのです。
ブロックチェーンの最⼤の特徴は、データを中央管理者が⼀元管理するのではなく、多数の参加者の間で分散して管理する点です。その結果、データの改ざんが⾮常に困難になり、透明性と信頼性が⾼まります。
(引用:写真AC)
ブロックチェーンは名前が⽰す通り、「ブロック」と呼ばれるデータの集まりが「チェー ン」のように連なって形成されています。ここからはブロックチェーンでデータをやりとりする仕組みを、ビットコインの送⾦を例に解説しましょう。