累計動員数3,500万以上を誇り、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど海外からのユーザーも多いメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」。「バーチャル渋谷」「バーチャルあべのハルカス」など、年間260件近い国内外のメタバース案件を手掛けている。日本を代表するメタバースプラットフォームが次に見据えるのは、世界進出だ。今回MetaStep編集部は、同社代表取締役CEOの加藤直人氏に独占取材。メディア取材としては初めてクラスターの海外戦略を語って頂きました。
「clusterに限らず、『日本型メタバース』は、間違いなく世界展開の武器になる」と意気込む加藤社長。スペインをはじめ、世界各地で商談が進む同社が考える、メタバース分野での日本企業の勝ち筋とは!?(文=MetaStep編集部)
(編注:ローマ字表記“cluster”はクラスター社が提供するメタバースプラットフォームのことを指す。以下同様)
加藤氏 はい。国内プロジェクトを数多く手掛けてきた中で培った知見が、いよいよ海外で花開こうとしています。マーケティング支援、イベント企画・運営のノウハウ、運用フロー、ユーザビリティを担保するシステムなど、clusterはあらゆる面でお客様にご満足いただけるレベルにかなり近づいています。こうした状況がグローバル展開を推し進める要因となりましたが、それ以上に、海外における「日本型メタバース」の可能性を感じたことが大きいです。