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2024.06.06

GPT-4oアップデートでGPTs(ジーピーティーズ)が無料に! 使い方から探し方までわかりやすく解説

2024年5月にChatGPTの新モデルGPT-4o(omniオムニ)がリリースされました。音声会話の反応速度や、画像解析精度の向上を初め、多くの機能が追加されています。

新機能だけではありません。これまで有料版のChatGPT Plusでしか使えなかったGPTs(ジーピーティーズ)という機能が、無料版でも使えるようになったことも、話題となりました。とはいえ、GPTsがどのような機能なのかわからない、という方もいるのではないでしょうか。そこで、今回はGPTsの説明と、実際の使い方について詳しく解説します。

(過去に掲載した【GPT-4o(omni)】ChatGPTの最新モデルがリリース!使える機能を図で解説も是非併せてご覧ください。)

GPTs(ジーピーティーズ)とは?

ChatGPT-4oで無料で使えるようになったGPTsとは、ChatGPTを目的に合わせカスタマイズできる機能です。特定の分野や用途に応じた知識を追加し、より自分にフィットしたChatGPTにできます。

さらにGPTsは、プログラミングの知識がなくても、誰でも簡単にオリジナルのChatGPTを構築できることです。しかも、特筆すべきは、他のユーザーがChatGPT内で作成したオリジナルAIツールを、自分も利用できます。

主に以下のようなツールが存在します。

●image generator(イメージジェネレーター):画像生成サポート
Write For Me(ライトフォーミー):記事作成サポート
Canva(キャンバ):ロゴやサムネイル、プレゼン資料などのデザインを作成
Code Copilot(コードコパイロット):プログラミングサポート

特に人気のあるGPTsとして「Cosensus(コンセンサス)」と呼ばれる学術論文検索ツールが挙げられます。このGPTsを使えば、質問内容に応じてインターネット上にアップロードされている論文を参照して回答が生成され、リンクも取得できます。

試しに「ダイエットに効果的な運動方法について教えてください」とプロンプト(AIへの指示文)を入力してみました。生成結果は以下の通りです。

ダイエットに効果的な運動方法と、参照した論文のリンクが生成されていることがわかります。このような回答結果を得るためには、本来であれば複雑なプロンプト(指示や質問)を入力する必要がありますが、GPTsを使えば高精度なプロンプトが入力されているため、一からAIツールを作成する手間が省けるのです。

ただし、「画像を生成するGPTs」を利用するには、有料版に登録する必要があるので注意しましょう。

GPTsの探し方と使い方

GPTsを利用する際は、画面左上の「GPTを探す」をクリックしてGPTストアにアクセスします。

トレンドやライティング、生産性向上などジャンル別におすすめのGPTsが掲載されています。ここから利用したいGPTsを選択するのも良いですが、より自身の用途に合ったものを探すのであれば「22.550+ Best Custom GPTs v2.0」を利用するのがおすすめです。

このGPTsを利用すれば、GPTストアにアップロードされている22,500種類以上のGPTsから、質問内容に応じて適したツールを探せます。

実際に「SEO記事を作成する際に便利なGPTsは何ですか?」と質問してみました。すると、以下のようにSEO記事を作成するために役立つGPTsの名前を教えてくれます。

気になるものが見つかったらツール名をコピーして、GPTストアの検索欄にペーストします。検索結果に同じものが見つかれば選択して、GPTsを使用しましょう。

一度使用したGPTsは画面左上に保存されるため、毎回検索する必要はありません。サイドバーからGPTsを削除したい場合は「・・・」マークをクリックして「サイドバーから非表示にする」をクリックしましょう。

まずは興味のあるGPTsを一通り使ってみて、ニーズに合ったツールを選ぶと良いでしょう。X(旧Twitter)で「GPTs おすすめ」などと検索すると、日本人ユーザーが作成した便利なGPTsが見つかるのでおすすめです。

まとめ

今回のアップデートでGPTsが無料で利用できるようになったことから、ChatGPTの活用の幅が大きく広がりました。GPTsは有料版ユーザーであれば誰でも作成できることから、毎日世界中で便利なAIツールが開発されています。

「有料版でしか使えない」とGPTsの利用をためらっていた方は、是非この機会にGPTsを使ってみて、ビジネス活用のヒントを見つけてみてください。