米アップル社は、日本時間の2024年6月11日に開催されたAppleの開発者向けカンファレンス「WWDC 2024」において、AI戦略について発表しました。その中で、iOS(Apple製品に使用されているOS)に生成AIが導入されること話題に。その名もApple Intelligence(アップルインテリジェンス)。今注目のワードです。
これにより、Appleが提供するほぼすべてのデバイスとアプリにAIが組み込まれることになりました。よりAI活用の幅が拡がることでしょう。本記事ではApple Intelligenceについての概要とできるようになること、対応デバイスについて解説します。
Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)は、Appleが提供する生成AIシステム全体の呼称です。2024年秋頃からAppleが提供するアプリ上でAI機能が使えるようになる予定です。
AIの処理にクラウドを使用しない「オンデバイス処理」を行うため、個人情報を収集することなく、プライバシーが守られた上で回答が生成されます。より多くの計算リソースが必要な処理はAppleのサーバーに送られる仕組みですが、その際の通信は暗号化されます。
Appleが開発した生成AIをベースに利用されますが、一部機能では2024年5月にリリースされたChatGPTの新モデルGPT-4oを使用可能。
(過去に掲載した【GPT-4o(omni)】ChatGPTの最新モデルがリリース!使える機能を図で解説も是非併せてご覧ください。)