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2024.08.14

ブロックチェーンサービスを展開する日本国内の企業4選を紹介

2009年にブロックチェーンが運用を開始してから15年。今やブロックチェーンは暗号資産だけでなく、様々な業界、サービスに応用されています。すでに日本国内でも、多くの企業がその技術を活用し、サービスを展開しています。今回は、ブロックチェーンサービスを展開する日本国内の企業を4社紹介します。

既存のプロダクトとブロックチェーンを組み合わせれば、これまでにない新しいサービスが生まれるかもしれません。他社の事例からヒントを得てみましょう。

株式会社フィナンシェ|クラウドファンディングサービス

(引用:FiNANCiE

株式会社フィナンシェは、ブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファンディングサービスFiNANCiE(フィナンシェ)を提供しています。クリエイターやスポーツチームがトークンを発行し、支援者(サポーター)はトークンを購入することで応援できる仕組みです。

トークンは、プラットフォーム内のポイントのようなものですが、FiNANCiE上で売買可能です。また、トークン保有者は限定コミュニティへの参加などの特典が受けられます。

 

プロサッカーチーム湘南ベルマーレやY.S.C.C.がFiNANCiEでクラブトークンを発行し、トークン保有者向けのグッズ抽選や、イベント企画への投票に活用されています。

(引用:FiNANCiE note

トレードログ株式会社|非金融ブロックチェーン導入をサポート

(引用:トレードログ株式会社

トレードログ株式会社では、製造・物流・社会インフラなど非金融領域向けにデータ活用支援とブロックチェーン技術の導入を支援しています。

YUBIKIRIと呼ばれるブロックチェーンとアプリケーションを接続するミドルウェアを提供しており、簡単にブロックチェーンを導入可能な点が特徴です。

ミドルウェアとは?

OSとアプリケーションをつなぐ役割を持つシステム。アプリケーションからの指示の中で、OSが行わない処理を実行します。

株式会社資生堂の子会社ザ・ギンザではYUBIKIRIを導入しており、偽造品対策に役立てています。

商品に貼られたQRコードをスマートフォンでスキャンすることで、正規品証明書に記載された管理番号を確認可能です。

(引用:ザ・ギンザ

株式会社BLOCKSMITH&GO.|NFTゲームを開発

出典:株式会社BLOCKSMITH&G

株式会社BLOCKSMITH&Co.(ブロックスミスアンドコー)は、ブロックチェーン技術やNFTゲームのプロダクト開発を行っています。

NFTゲームとは?

NFTゲームではゲーム内のアイテムがNFTとして扱われ、資産性を持つ。

NFTゲーム「キャプテン翼-RIVALS-」や「クイズでためるQAQA」などを開発・提供しています。

2023年4月にはBLOCKSMITH AI Labを設立し、AIを活用したプロダクトの開発にも力をいれています。「クイズでためるQAQA」ではAI技術を活用し、人気のあるインフルエンサーやユーチューバーがこれまでに投稿したコンテンツを読み込み、自動的にクイズを出題するシステムが組み込まれる予定です。

(引用:QAQA

株式会社Datachain|ブロックチェーンの社会実装を目指す

(引用:株式会社Datachain

株式会社Datachainは、ブロックチェーンの社会実装を実現し、世界中のデータを安全に共有することを目的としている企業です。

2020年には、TOYOTAの顧客を中心に金融サービスを提供するToyota Financial Serviceと共同で、二次流通市場における車両価値や所有権移転の際にブロックチェーン技術を活用する実証実験を行いました。

二次流通とは?

メーカーで生産された新車が販売後に、中古車として販売されることを指す。

ブロックチェーン技術により車両データの改ざんを防ぎ、二次流通取引時に適正な車両価格を伝える際に有効であることが検証されました。

(引用:PR TIMES

また、車両の所有権をNFTとして発行し、購入者のもつ代金となるトークンとの自動取引の実現も目指しています。

トークンとは?

ブロックチェーン技術を用いて発行された独自の暗号通貨のこと。

まとめ

今回は、ブロックチェーンサービスを展開する日本国内の企業を4社紹介しました。クラウドファンディングから化粧品の偽造品対策、ブロックチェーン技術を活用したゲームなど、様々な分野で新しいサービスが展開されています。

皆さんが持つプロダクトにブロックチェーン技術を掛け合わせる事はできそうでしょうか?新しいサービスを考えるきっかけになれば幸いです。