日本円だけでNFTの発行や売買ができる、日本初のNFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」について学ぶ連載も早くも第4回目を迎えました。(第1回記事「NFTの活用に障害となることは?」 ・ 第2回記事「NFTプロジェクトをどう進めるべきか、どうHEXAを活用すべきか」 ・ 第3回記事「話題のデジタル住民票サービスを紐解く」 ・ 第4回記事「NFTアートの真価に迫る」も併せてご覧ください)
第5回のテーマは「HEXAの新機能『エアドロップ』」。多くのNFTクリエイターが注目する機能について解説していただきます。では吉野さん、よろしくお願いします!
株式会社デイジープレイス 代表取締役COO吉野 渉
こんにちは、デイジープレイスの吉野です。
この度、HEXAから3つの新機能が追加され、その中でも「エアドロップ」機能に多くのNFTクリエイターが注目しています。この新機能により、認知度を効果的に向上させ、コミュニティへのスムーズな誘導が実現可能になります。
本記事では、HEXAの「エアドロップ」機能を活用するための具体的な方法について、実際の運用例を交えながら解説します。これからNFTを始める方はもちろん、実店舗での活用をお考えの方にも役立つ内容となっています。
HEXAのエアドロップ機能は、NFT発行者が無償でNFTを配布できる機能です。発行者はエアドロップ用のNFTを購入し、受け取り手は無料で受け取ることが可能です。受け取り方法は以下の3つから選べ、複合的に利用できます。
・プレゼントコード
・専用URL
・QRコード
の3種が可能です。
この機能を単に無料配布の手段として利用するだけでは、その本来の価値を活かしきれません。多くのNFTクリエイターが、SNSを活用してエアドロップを告知し、認知拡大のきっかけとしていますが、ここに留まらず、NFT保有者限定のコミュニティを設けるなど、次のステップに繋げることでより有効に活用できます。コミュニティを通じて、新たなプロジェクトの展開も可能となり、エアドロップから始まる多層的な体験を提供できます。
さらに、実際に会ったことがある方だけにNFTを配布する手法も有益です。名刺にQRコードを印刷し、それを読み取ることでNFTを受け取れるようにするなど、プロモーションの幅が広がります。